Monthly Archives: 5月 2019
移動で疲れた足腰に〜プールサイドでもリストラティブヨガ
ついついヘンな格好でくつろぎすぎて、気がつくと腰が痛くなっていたり、脚がだるくなっていたり、痺れたりするプールサイドでも、あるものだけでくつろげます。
脚の疲れ、むくみ、腰まわりの疲れがある時にはおススメです。
もちろん、プールサイドに限らず、旅先やご自宅でも。
*頭やお尻の下が硬く感じる時、腰に負担や違和感を感じる時には、バスタオルやクッションでサポート。畳み方をかえたり、置く場所を前後にちょっとずらしてみるとフィットポイントが見つかるはず。
*写真では、マットも、タオルもクッションも、、赤とオレンジなので見にくいのですが、頭の下にバスタオル、腰の下に薄いクッションがはいっています。
このまま本を読んでいてもいいし(本を読んでいる時はリストラティブヨガにはなりませんが、カラダが楽なのでいいのです)
*膝の下が浮いていると疲れてしまうことも。軽く緩めた状態を楽に保てるようにクッションでサポート
*アキレス腱のあたりを乗せておくと落ち着きます。硬くて違和感があるときは、タオルやTシャツなどあるものを畳んでサポート
眠くなったり、ひと息入れたい時には、本を置いて目を閉じて、、ぼんやりぼんやり呼吸を整えてみるだけ。カラダの内側の、とてもふか〜いところから、じんわり幸せ感があふれます。
なんだか気持ち良さそうだな、、と思ったら、まずは、自分でもやってみることが大事。
ヨガ系雑誌の他、時折Tarzanなどでもいくつかのポーズが紹介されているようです。
試してみて、どこかしっくりこなかったら、リストラティブヨガのクラスやワークショップに参加することもおススメです。難しいコトをしているわけではありません。ただ、ちょっとコツがあったりするだけ。そのコツを捉えられるかで、心地よさは激変するのだと思います。
因みに、写真はマイ夫。コツを覚えたらしく、最近ではお手伝いをしなくてもこんな感じ。家でも、旅先でも、疲れた時には近くにあるもので、なんだかとっても気持ち良さそうにくつろいでいます。そんな夫をみている私も優しいまぁるい気分になってきます。
寛ぐ本人だけでなく、周りにも優しい空気を満たしてくれる。リストラティブヨガをお勧めしたい理由の一つです。
◼︎Studio PLUMERIA では、リストラティブヨガのワークショプも開催しています。詳しくはこちらから
◼︎旅先でできる簡単なリストラティブヨガのポーズをご紹介しています
お家でできる 旅先でできる 簡単リストラティブヨガ
◼︎リストラティブヨガの教科書
冷え撃退と消化力UPに〜アーユルヴェーダのスパイスティー「トリカトゥ」
「トリカトゥ」という、ちょっと変わった名前のスパイスミックス。アーユルヴェーダのホームレメディ、キッチンファーマシーの代表選手で、今時期の冷えとりや、消化力UPにオススメです。
サンスクリット語で「3」を意味する「tri」と、「辛い」を意味する「katu」からTrikatu(トリカトゥ・トリカツ)。黒胡椒とヒハツ、生姜(ジンジャー)という、刺激的なスパイス3種をブレンドしたものです。
肝臓病・動脈硬化・心筋梗塞・肥満を予防にいいとテレビで紹介があってから、知名度急上昇の「ヒハツ」を簡単に取り入れやすく、加えて冷え対策の強力な味方「生姜」が含まれることもあり、静かに人気も高まりつつあるようです。
飲み方も簡単。ティースプーン1/2〜1程度を、白湯や健康茶、紅茶などに加えるだけ。お好みで量を調整したり、蜂蜜や黒砂糖などの甘味を足したり、チャイのようにミルクを混ぜたり。
他にも、カレーや炒め物などにふりかけたり。
麺類やスープに加えたり。
冷え対策はもちろん、消化力を高めたり、溜め込まないスマートな体づくりのサポートや、花粉症対策にもおすすめです。
日常的に取り入れることで、カラダの内側からエネルギー溢れる健やかな毎日を応援してくれることでしょう。
トリカトゥの飲み方
- ティースプーン1/2〜1程度を、白湯や健康茶、紅茶などに加えるだけ。
- お好みで量を調整したり、蜂蜜や黒砂糖などの甘味を足したり、チャイのようにミルクを混ぜたり。
- 冷えや風邪のひき始めには、1日2回程度。
- 消化力を高めたい時には食前15〜30分前に、温かい飲み物に加え少しずつ飲むのがオススメです。
- カラダに熱がこもりがちな時、胃腸が弱っている時、妊娠中は控えましょう
- 刺激も強いので、少量からはじめて、体調に合わせて量や回数を調整してください
トリカトゥの主な効能
- 発汗作用
- 消化機能促進
- 肥満抑制
- 脂肪分解
- コレステロール調節
- 食欲増進効果
- 解毒作用
3つのスパイスのはたらき
- 黒胡椒(ブラックペッパー)
血行促進、消化不良改善、食欲増進、栄養素吸収促進、免疫力強化、アンチエイジング、毒素排出、抗菌作用など
- ヒハツ(長胡椒、ロングペッパー、フィファチ、ピッパリなど呼称も様々)
血行促進、発汗作用、新陳代謝促進、栄養素吸収促進、エネルギー代謝促進、水分代謝促進、強壮作用、便秘解消、抗菌作用、美肌効果など
- 生姜(ジンジャー)
消化機能促進、血行促進、抗炎症作用、免疫力強化、脂肪燃焼など
これならできる!毎日1分片脚立ちのススメ
先日紹介したこちらの本「腎臓病は運動でよくなる! (東北大学が考案した最強の「腎臓リハビリ」)」に、なんともヤル気の出ることが書いてありました。
簡単にまとめると、
- 片足立ちは大腿骨頭への負荷は両脚立ちの約2.75倍
- 1分間で大腿骨頭へ加わる力は53分の歩行で得られる負荷に相当
ヨガで片足立ちというと、「木のポーズ」(今日の写真)がイメージしやすいのだと思います。
これを毎日1分。難しければ1週間に2-3回。
ぐらついたり、不安がある場合には、壁やテーブル、椅子に片手をあて支えを使ってもいいのです。毎日53分は歩けなくても、両足合計たった2分で、それなりの負荷をかけることができます。なんてステキ。くらいの勢いで、毎日隙間時間にぜひ!
始める前に、、、の注意事項
■片足立ちが「自力でできる」達成感なんて不要です
何歳になっても「やった、できた!」という達成感は嬉しいもの。ヨガのクラスでもそうです。このポーズを始めると、どうしてかしら、、、急にクラスの熱が上がります。バランスが保てないと、呼吸を整える間も無く、繰り返し挑戦が始まります。「今日のところはその辺で」って止めないと、疲れ果てるまで続けそうな勢い。羨ましいくらいのエネルギーです。
毎度同じように、幾つものインストラクションを私は繰り返すのですが、なかなか耳を貸してもらえないほど。もしかしたら、外の声が聞こえないくらいに、成功することへの執着があるのかもしれません。
片足立ちができることへの、達成感は不要です。もちろんできないことへの、後ろめたさや、イライラも不要です。
■大事なのは、片足で、自分の体重を支えられる筋力と、バランスを保つ集中力
一般的に人間は2本の脚で立っています。それを、片足にするのですから、これは大変なこと。片足は、もちろんカラダの片側にあるわけですから、左右の重心が変わり、バランスが崩れるのも当然。そんな不安定な状況でバランスをとるには、脚はもちろん体幹にもそれなりの筋力を要し、バランスを取るために体からのメッセージを受け止める集中力が必要です。言い方を変えれば、その筋力と集中力を整えるために、呼吸を整え、足をしっかりつき、カラダの声に耳を傾け意識を向ける練習をするために、このポーズをするようなもの。
その過程がヨガだったりするのです。
■うまくいかない時には支えを使う、という選択は一つのココロの強さです
うまくいかない時には、支えを使ってみてください。壁やテーブル、イスの背もたれ、、、動かない安定したものに片手をおくだけのこと。誰の迷惑にもなりません。
むしろ、ぐらついて転んだり、無理にカラダを保とうとすることで、怪我をすることの方が自分にとっても、関わる人にとっても大変なこと。
助けてもらうこと、助けて欲しいと伝えること、無理をしないということは、難しいことでも迷惑なことでもなくて、自分のココロの持ちようだったりするのです。
言うと悪いから我慢する、無理をする、ではなくて、支えや助けが必要と言える、ココロの強さだったりするのです。
そんなことを言葉ではなく、ココロとカラダで理解できるようになるのも、ヨガからの学びなのだと思います。
やってみましょう、、カラダの声に耳を傾けて
- まずは呼吸を落ち着けて 肩の力を抜いて、ゆっくり呼吸をしてみることから
- 足の裏、足の指をしっかり床に安定させて
- あげる脚は少しずつ。内くるぶしくらいの高さからスタート。これなら、いつでも両足で立てるから安心
- バランスが取れていれば、少しずつあげていく。
- あげる向きに決まりなんてない。前に伸ばしても、横に伸ばしても、後ろに伸ばしても。木のポーズだけが、片足立ちではありません。伸ばす方向によって、使う筋肉が変わるので、時々変えると、それはそれでおもしろいもの。
- お腹にもちょっと力を入れて。
- 今日のポジションが決まったら、ゆっくり呼吸。どこか1点に視点を合わせて。
- お尻や軸が真ん中からずれないように。軸足は両足で立っている時と同じ位置。股関節に窮屈さを感じたら、一度降ろして、両足でまっすぐ立っている時の感覚を再確認
- もちろん、必要に応じて、支えも使って
- 見やすい時計が視界に入ると、安心です
- タイマーよりも、時計がおすすめ。こちらの都合じゃなくて、勝手に時を刻んでくれますから、、、どのタイミングでスタートするかも、決めるのは自分次第。
ほらね、1分なんて、結構あっという間。
もしかしたら、明日はもっと楽かもしれない。
もしかしたら、明日はどうしてか今日よりも大変かもしれない。
天気が変わるように、自分のカラダもココロも変化するのです。そんなブレも含めて楽しみながら、どうぞ。